楽しい登山は大自然を相手にするスポーツです。
しかしながら、山そのものが危険地帯です。警察庁の山岳事故統計では、令和元年に2937人の遭難があり、299人もの方が亡くなられたそうです。野球やサッカー、柔道など、ほかでこんなに死亡率の高いスポーツはあるのでしょうか。

「山岳会」の活動は、メンバーを守ってきました。

かつては多くの登山者が山岳会などの組織に所属し活動しており、山で遭難や事故があったときは、まず山岳会、山の会などで救助したものです。それゆえに山岳会でありました。

リーダーを養成し、新人には基礎から教えていきます。事故を起こさない登り方、事故が起きた時の対処法、救助の仕方を叩き込んでいきました。どこに行き、どのように行動し帰ってきたかを山岳会で確実に把握していました。それより少し緩い同人組織もありました。

自己流の登山は、多くの事故を招きます。

近年、山の魅力が再認識され、登山愛好家が増えつつあります。しかし、残念なことに、登山事故も後を絶ちません。

一部のベテランの方は、自分が山に行きたいから新人を指導する余裕はない。一方、経験の浅い方も指導されるのが嫌で勝手に山に行きたい。登山届も出さず、何かあってもどこに行ったかもわからない。そんな登山者が増えてきています。
山は、決して安全ではないという認識が、薄れてきています。

ところで、登山中の事故が他のスポーツに比べて多いことも、忘れてはいけません。

「山番人」は、あなたの山行を守る、山岳救助の職人集団。

山番人は、登山ルートや日程、緊急連絡先などを記入した「登山届」の受付からスタートし、あなたの山行を見守ります。「いざ」という時に、迅速に救助に動き出します。また、随時に登山の基本を学ぶ講習会を開催し、救助隊員の養成トレーニングを行い、様々な登山に関する相談も受け付けています。

山に行くことは、楽しいし満足感も大きい。それを得るためにも心と身体の準備が必要です。山番人はこれまでの経験、体験、技術を惜しみなく提供していきます。

会員様に様々な特典も準備していますので、ぜひご入会してください

NPO法人 山番人

                           代表 小尾 健一